【あさイチ】家族葬とお別れの会・葬儀社選びのポイント

家族や親しい人が亡くなった時に
悲しむ間もなく行わなければいけないのがお葬式の準備ですよね。
そこで、NHKあさイチ(2019年12月11日放送)で40代から備えておきたいお葬式の最新常識について紹介されました。
Contents
お葬式の新常識
お葬式の新常識について教えてくれたのは葬儀コンサルタントの吉川美津子さんです。
葬儀社選びは見積もり比較が重要
お葬式で1番後悔している人が多かったのがやはり「費用」の問題でした。
あさイチでは葬儀社を比較するサービスを行っている会社が紹介されていましたが、
複数社から見積もりをとって比較することが大事になってくるようです。
お葬式の追加費用になりやすいもの
- ドライアイス
- 搬送する車
- おもてなし
- 棺のグレード
葬儀社選びのポイント
- 小さい文字を見逃さない(追加料金〇〇円など)
- 見積もりだけで決めない(対面してから決める)
家族葬について
家族葬のメリットとデメリット
家族葬とは文字通り家族などの少人数で行われるお葬式のことで、
参列者への対応の負担が少なかったり、
故人をゆっくり送ることができるというメリットがあり、
今では家族葬が38%になっているということ。
しかし、デメリットとしては、
家族以外の参列をうまく断ることができなかったり、
呼んでない親戚や友人など予定外の参列者が増えてしまったり、
急遽葬儀場を借りることになるといったケースにも。
角が立たない断り方
訃報の伝え方をはっきりさせるのがポイントになってくるようです。
・通夜・葬儀は故人の遺志として家族のみで家族葬をとり行うことにします
・香典、供花のお気遣いは辞退いたします
お別れの会
友人や会社の方にお別れの機会がないことが気になる…
という方もいると思いますが、
家族葬の後にお別れの会を設ける方も増えてきているそうです。
一日葬のデメリット
一日葬とは
一般的には、
安置⇒通夜⇒葬儀・告別式⇒火葬
となりますが、
一日葬は通夜がなく、
安置⇒葬儀・告別式⇒火葬
という形になるということ。
お墓に入れない!?
通夜を行わない一日葬を行ったものの、その後、大きな悩みを抱えたという女性が紹介されていました。
その悩みとは、
生前、母から父と一緒のお墓に入りたいと聞いていたものの、
葬儀の後に一緒の墓に入れてあげられなかったというもの。
菩提寺にお布施について問い合わせたところ、
80万円(全国平均は約47万円)と言われ、さらに戒名代とお気持ちは別になると言われ、
葬儀屋さんで別のお寺を手配してもらったそう。
後日、菩提寺に謝り、
父と同じお墓に母を納骨したいと頼んだものの、
「読経して戒名をつけないと同じ墓には入れられない」
と言われたということ。
納骨できないを回避する方法は?
宗教的な儀式を省いたお葬式をする時には
大事なことは事前に菩提寺に相談することだそうです。
今、自分ができる範囲をお話しして
きちんと折り合いをつけていくというのが妥当な話し合いだということ。
直葬で後悔しないために
直葬とは通夜や葬儀、告別式を通さずに直接火葬へと進む小規模なお葬式の形式の1つだということ。
直葬を選ぶ理由
- 費用が安くなる:葬儀費用は20〜35万円
- 参列者が少ない:親族などが少ない場合
- 無宗教である
- 本人の意思(家族に負担をかけたくない)
ただ、行く側の重いと送る側の思いというのは必ずしも一致しないことがあり、
直葬を選んで後悔をしてしまうことも…
そこで、直葬の後悔を救う取り組みがあるということ。
直葬救済
京都の文京区のお寺(本昌寺)で行われている取り組みが「直葬救済」というもの。
直葬に関する様々な相談を受け付けているということ。
- 改めての葬儀
- 四十九日の法要
- 位牌や戒名の相談
遺骨をおさめる場所に困っているという場合には合同墓におさめることもできるそうです。
滞在できる安置施設
東京都葛飾区にある遺体の安置施設では、
遺族が滞在できるという特徴が。
滞在型の安置施設では遺族が時間に追われることなく、故人に寄り添うことができます。
滞在型安置施設の料金
面会時間が限られる安置施設は1日9,000円、
滞在型の安置施設は1日18,000円。

まとめ
家族葬を選択する方が増えるとはいえ、どうしても人それぞれ考え方が違うので、うまくいかないところもありますよね。
あまり話したくないことでもありますが、
元気な時に話し合っておくということも必要なのかもしれません。
どこを取るかということになりますね。