【この差って何ですか?】爪の健康状態の差【縦じわや横線・白い部分がない?】

体の異常をいち早く発見するセルフチェックでは、
爪を見るだけでわかる健康状態の差について紹介されました。
あなたの爪はどんな状態?爪にはどんな線が入っている?
Contents
爪のサイン
自分で爪を見たときに爪に縦線や横線、黒い点がついていたりして、健康状態を疑ったことありますよね。
そこで、千春皮フ科クリニック院長で医学博士の渡邊千春先生に話を伺いました。

爪外来や専門クリニックもある
爪は体の窓と言われていて健康状態を表すサインが出やすい場所だとのこと。
そのため最近では大きな病院で爪外来や爪専門クリニックが出来始めているそう。
相談が多い6つの爪の形
爪外来や爪専門クリニックに相談が多いのがこれらの6つの爪の形だとのこと。
2)横線
3)二枚爪
4)反っている
5)下の白い部分がない
6)黒い点
爪の縦じわ(縦線)
爪に縦の線(しわ)がある状態。
爪の縦線は加齢が原因だそうです。

爪は爪母というところで作られるのですが、でこぼこした形をしているため、爪が伸びるときには誰でも縦線が入るとのこと。
で、ここからが大事!
爪母のデコボコは加齢とともに深くなるんです。
だから爪に出る縦線も深くなって目立ってしまうそう…
爪の横線
爪に横の線がピーっと入っている状態。
横線は過度のストレスがかかっている場合があるとのこと。
- 精神的ストレス
- 肉体的ストレス
過度のストレスがかかると爪の周りの血流が悪化してしまうので、
一時的に爪を作る働きが弱くなってしまい、
ストレスがかかったときに作られた爪が薄くなってしまうと。
その薄くなった部分が横線として爪に現れてしまうということ。
爪は1日に約0.1ミリ伸び、1ヶ月で約3ミリ伸びるので、
爪の横線を見るといつ頃強いストレスを受けたのかが大体わかるそう。
二枚爪
爪が二枚に重なっている状態。
二枚爪はタンパク質が不足しているそう。
爪の主な成分はタンパク質で3層の構造になっていて、
タンパク質を十分にとっている爪は3層がしっかりしているのですが、タンパク質不足によって層に隙間ができてしまい、もろくなってくるので、
爪が剥がれやすくなってしまい、二枚爪になってしまうんです。
反っている(スプーンネイル)
爪が上に反っている状態。
爪が反っているのは鉄分が足りてない可能性があるそう。
爪の強度を保つためには鉄分が必要なのですが、
鉄分が不足してきてしまうと爪が柔らかくなり、強度が十分に保てずにものをつかんだりしたときに外からの力が加わったときに爪が力に負けて反り返ってしまうとのこと。

スプーンネイルの女性は鉄分が多いレバーを!
白い部分がない(爪半月がない)
爪の下の白い部分がない状態。
爪の白い部分は爪半月と呼ばれているのですが、
爪半月はなくても全く問題ないそう。
爪半月は爪母から生まれたばかりの爪で水分をよく含んでいるので白く見えるのですが、
爪母の位置は人によって違うので、爪半月がある人とない人がいるそう。
・爪母の位置が指先から遠い⇒爪半月が小さい
黒い点
爪にほくろみたいな黒い点がある状態。
黒い点はただの内出血であることが多いそう。
でもこういう黒い点があるとガンじゃないかと思われる方がいますが、
爪にガンが出る方は100万人に1人くらいでとても希だとのこと。
まとめ
結局、どんな爪の状態であってもそれほど問題はなさそうですね。
でも、鉄分不足やタンパク質不足の方はしっかり栄養補給してくださいね!
3万に以上の爪を診察してきた爪のスペシャリスト!